
内浜
内浜少年剣道教室
健全な肉体に健全な精神がやどる!
‐内浜少年剣道教室道場訓‐


![第27回的山賞剣道大会[1].jpg](https://static.wixstatic.com/media/e844c3_233396af4420474087e93ee4432f68b8.jpg/v1/fill/w_980,h_609,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/e844c3_233396af4420474087e93ee4432f68b8.jpg)


内浜少年剣道の稽古は、一週間のうちわずか二日です。一日の稽古で竹刀を持つ時間は長くても一時間ぐらいですから、よほど集中してやらなければなりません。決められた時間を守り、準備や防具をつけるときにも集中して手際よくやることが大切です。実は、剣道の上達はこの集中力に関係あります。相手のどんなささいな動作も見逃さず、それに応じるためには心(精神)の集中がなくてはできないからです。剣道の試合時間は小学生では3分ぐらいが多く、短時間のうちに勝敗が決まってしまいます。長い稽古を重ねてきたのにほんの二~三分の間で勝敗がきまるので、日ごろから集中力を養うことがたいせつなのです。
先生方の話をよく聞くということも集中力です。私が大きな声で怒るのは、剣道が上手くできないからではなく、話をよく聞いていないときや、稽古に集中していないときです。集中力が大事なことは剣道だけでなく、勉強でもほかのスポーツでも、音楽のレッスンや絵を描くときでも同じことだと思います。
次に大切なことは向上心を持つということです。注意されたことを直そうと考えたり、これまでできなかったことに自分からチャレンジしていく気持ちを持つことです。例えば、竹刀の握り方や足の運び方、あるいは打突の姿勢などを注意されたとき、自分で考えて直そうとする心がけが大切です。
三番目には忍耐力(ガマンすること)を養うことも大切なことだと思います。正座や黙想のときにはできるだけ動かない。稽古中、少しきつくてもガマンする。夏の暑いときはだれでも早く面をはずしたかったり、冬の寒いときにけいこ着一枚で素足になることはイヤなことだと思います。相手と向かいあったら姿勢を正し、不必要に手足を動かしたり、よそ見しないこと。
最も重要なことは元気であることです。少し難しくなりますが、剣道の世界では『旺盛な気力を養う』と説いています。試合や稽古で『気合いがない』ことは最もよくない。『気合いがある』とは、わかりやすく言えば腹から大声をだし全身を使って打突することです。 剣道の試合は一対一で行うもので、他の人から手助けしてもらうことはできません。だから家をでるときから自分で準備をする、稽古するときも自分で考え実行するように心がけて下さい。だからといって、自分一人だけで強くなることはできないのです。上達していくためには稽古相手が必要です。そこで、道場では相手に迷惑をかけないこと、相手に対する気配りをいつも忘れないで欲しいと思います。